闇サイト殺人事件 死刑を執行 – 多発する事件を分別するキーワード

 

闇サイト殺人事件

闇サイトというキーワードで事件を記憶

2007年に名古屋市で起きた女性強盗殺人事件、いわゆる「闇サイト殺人事件」で死刑判決を受けた、神田司死刑囚の死刑が執行されたそうです。

 法務省は25日朝、名古屋市の闇サイト事件で主犯格だった神田司死刑囚(44)の死刑を執行しました。第2次安倍内閣が発足してから12人目で、上川法務大臣としては初めての執行になります。

神田死刑囚は2007年、携帯電話のいわゆる「闇サイト」で他の2人の受刑者を募り、磯谷利恵さん(当時31)を金を奪う目的で拉致したうえで、ハン マーで頭を数十回殴って殺害し、遺体を山林に捨てた罪などに問われました。神田死刑囚は2009年、1審の名古屋地裁で死刑判決を受けた後、控訴を取り下 げたため死刑が確定し、名古屋拘置所に収監されていました。死刑の執行は第2次安倍内閣が発足してから12人目で、去年8月以来、10カ月ぶりです。上川 大臣が就任してからは初めてです。

引用:テレ朝news

事件発生から実に8年、死刑確定から6年という時間が経ちながら、また凶悪事件が毎日のように起こっている昨今でありながら、「闇サイト殺人」という1語で、犯行の起こった場所や被害者の女性の名前まで、すぐに思い出しました。

当時この「闇サイト殺人」というキーワードが、いかに事件の象徴として報道されたかが、よく分かる気がします。

頻発する凶悪事件をいかに差別化して印象付けるか

昨今、殺人事件や死体遺棄事件、行方不明事件など凶悪犯罪が毎日のように報道されます。

不謹慎かもしれませんが、それら一つひとつにいかに「象徴的な」キーワードを付与して報じるか、ということは、ある意味マスコミの努力なのかなぁとも感じます。

「九頭竜湖冷凍庫殺人」といえばあの事件が浮かぶし、「長崎佐世保 高1」といえばあの事件だし…。

そうしたキーワードが織り込まれているがゆえに、我々はその事件の続報が報じられたとき、容易に「あぁ、あの事件の」とピンとくることが可能になるのです。

つまり、より“伝わる”ということ。

伝えるということを生業にしている報道人の矜持が、そんなところに隠れているのかもしれません。

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