三毛猫「たま駅長」死ぬ 和歌山電鉄、28日に社葬 – 動物界のスーパースターの死をどう報じるか?

 

たま駅長

死ぬ、という表現に、人間と動物の壁を感じるニュース

和歌山電鉄 貴志駅の駅長を務めた「たま駅長」が亡くなったそうで、タイトルはそれを報じる朝日新聞DIGITALの見出し。

「死ぬ」という書かれ方に、たま駅長があくまで「動物」であったのだなぁということを、強く感じたので取り上げてみました。

ローカル線の活性化に大きく貢献し、全国的にフォロワーも生んだスーパースター・たま駅長。しかし、言葉の上ではやはり人間と動物の壁は越えられなかったのでしょうか。

試しに死亡に関する言葉を少し調べてみると、

し‐ぼう〔‐バウ〕【死亡】
[名](スル)人が死ぬこと。死去。「事故で―する」「―届け」

し‐きょ【死去】
[名](スル)死んでこの世を去ること。

せい‐きょ【逝去】
[名](スル)他人を敬って、その死をいう語。「先生が―される」

た‐かい【他界】
死ぬことを婉曲にいう語。「祖父は昨年暮れに―しました」

もう少し詳しく調べてみると、

 基本の漢字である『(モウ・ボウ)』wang、wuは、人が死んだことを表す会意文字(カイイモジ)です。古い字体の篆文(テンブン)を見てください。人(人間)を乚(囲い)で隠しています。漢字の足し算では、人(人間)+乚(囲い)=(人間が隠れる。なくなる。亡びる)です。漢字の部首は『亠・なべぶた』、漢字の意味は『亡びる(ほろびる)』、『逃げる』、『亡い(ない)』です。

引用:風船あられの漢字ブログ

と、そもそも「死亡」という言葉に、「人が」という意味があるようなんですね。たま駅長の功績を考えると、「逝去」ぐらいの表現でもよさそうな気もしますが…。

とはいえ下記のような表現を見ると、たま駅長を人間に近しいものとして、ある種の敬愛を込めて報じているのだなぁとも感じて、少しホッとします。

和歌山電鉄は24日、三毛猫駅長「たま」が22日夜に急性心不全で死んだと発表した。5月19日から鼻炎で治療していた。人間にたとえると80歳ぐらいの16歳だった。

引用:朝日新聞DIGITAL

 同社によると、人間の約80歳に相当し、死因は急性心不全とみられる。鼻炎のため、5月から療養していた。死ぬ前日に同社の小嶋光信社長が見舞いに訪れた際、立ち上がって、元気な声で「にゃあ」と鳴いたという。

引用:nikkansports.com

元気な声で「にゃあ」…う~ん、味わい深い。

たま駅長のご冥福を心よりお祈りいたします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。