食べていいものと、食べちゃいけないものの、境目ってどこだろう。

   2015/07/14

出されたテーマで何を語るか? に実力があらわれる

今回は、以前ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。のエントリで紹介した山崎博司さんの別作品。

2014年度 新聞広告クリエーティブコンテストで優秀賞を獲得したコピーです。

ちなみにこの新聞広告クリエーティブコンテストは、若いクリエーターに独創的で斬新な、新聞広告の可能性を広げてもらうために実施しているコンテスト。

この2014年度のテーマは「食」でした。

動物図鑑

受賞のコメントを引用します。

僕たちは動物の命をもらって生きています。 おいしいと思う食材や珍味として扱われる部位も、別の人から見ればそう思えないことがあります。そもそも食べ物として見ていないかもしれません。それが原因で対立や衝突もおきています。それは、ペットとして飼っているから?知能の高い動物だから?見た目がグロテスクだから?戒律で禁止されているから?どの立場で、どの国で、どの時代で、捉えるかによって食というものは変わると考えました。
そこで、僕たちが小さな頃から親しんできた動物図鑑をフックに、見る人にとって、動物にも食材にも捉えることができる、食のあいまいな境目について考えるきっかけになればと思い表現しました。

このコンテスト、毎回「絆(きずな)」「元気」「食」といった大きなテーマが掲げられます。

その大テーマから「何を伝えるか」を絞り込むところにまず、各クリエイターのスタンスや経験や力量があらわれていて、非常に興味深いです。

イルカの追い込み漁への批判も、食のあいまいな境目の問題

今回の山崎さんは、食のあいまいな境目について考えるきっかけになれば、との思いでこのコピーを考えられたようです。

確かにこのビジュアルを見て、このコピーを読んだら、ワタクシもいろいろ考えてしまいました。

「昔はクジラの肉が給食で出てたよなぁ」

「イルカの追い込み漁の問題も、コレだよな」

「競馬好きから見ると馬は馬券に見えるけど(笑)、肉は馬肉が一番って言う奴もいたな」

「犬を食べる国もいっぱいあるしな。でも絶対食べたくない!」

「水族館で“美味しそう”ってつぶやいてる奴、いたなー」

などなど…。

これはまさに、広告として、コピーとして、成功しているということに他なりませんね。

この新聞広告クリエーティブコンテスト、普通に質の高いクリエーティブが集まっていることはもちろん、新聞広告というメディアだからこその発想や視点に触れられて非常に勉強になります。

また別のエントリで取り上げてみたいと思います。

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