ウォシュレット 天下を取ったネーミングの生まれ方

 

ウォシュレット第一号

ウォシュレットの名に込められた「革命」への気概

さて前回のエントリで予告した通り、「ウォシュレット」というネーミングのお話。ウォシュレットという名前の成り立ちについてお届けします。

前回、INAX VS TOTOの温水洗浄便座をめぐる戦いについていろいろ調べていたところ、以下のような記述に行き当たりました。

そして、1982年、ウォシュレットの知名度は一気に上昇する。午後7時のゴールデンタイムと呼ばれる時間帯に、 「おしりだって、洗ってほしい」というコピーとともに、タレントを起用したウォシュレットのテレビCMが放映されたからである。そもそもウォシュレットと いう名称は、「これからは(お尻を)洗う時代です。洗いましょう」と呼びかける「レッツ・ウォッシュ」を逆さにしたものであったとされる。したがって、テ レビCMは、こうしたウォシュレットのコンセプトと付加価値を直接消費者に伝えることに有効な方法であった。

引用:戦後日本のイノベーション100選

レッツ・ウォッシュ、つまり「おしり、洗いましょう!」という世の中への提案だったんですね。

今までになかった習慣や文化を本気で世の中に広めたいとき、世の常識を変えるような、いわば「革命」を起こしたいと願うとき、その名前すらも世の中への呼びかけや訴えになっているという…なんとも「気概」を感じる由来でした。

気になるウォシュレットの名付け親は?

この名前を付けたのは、実はコピーライターではありません。

名付け親は、当時のTOTO宣伝課長だった重岡洋昭さん。

その後TOTO北海道販売(株)の社長まで務められ、トイレット博士として「トイレット博士の水に流せない話」などの著書もある方です。

当時の苦労が書かれた重岡さんの論文を見つけましたので、載せておきます。

ウオシュレットこぼれ話 : 開発、販売、宣伝秘話

やはり革命には相当な苦労がおありだったようです。

しかしおかげで現在の快適なトイレ空間があるわけですから、先人の努力に感謝ですね。

最後に、トイレット博士こと重岡洋昭さんのブログを発見しました。

窓から独り言

当時の裏話なども書かれているようですので、ぜひご一読を~。

 

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