長嶋茂雄の闇を暴く問題作『クーデター 長嶋巨人の崩壊』荘田健一 著

 

クーデター 長嶋巨人の崩壊

国民的カリスマ・長嶋茂雄の闇を暴露する衝撃作

さて、以前「4番1000日構想 – 名プロデューサー・長嶋茂雄による “巨人の四番” ブランド構築」というエントリで予告した通り、今回は徳光和夫アナウンサーが読んだら怒りのあまり血の涙を流すのではないか?という衝撃の作品をご紹介します。

みなさんは、元読売巨人軍のカリスマ選手にして元監督の長嶋茂雄という人物に、どんなイメージを持っているでしょうか?

太陽のように朗らかな人、天性の勝負強さ、摩訶不思議な言語センスを持つエンターティナー、セコムのCMの人…。さまざまなイメージが浮かんでも、マイナスの印象を抱いている人はほとんどいないのではないでしょうか。

しかし、この本の著者・荘田健一氏はそうではなかったようです。

帯に書かれた紹介文を見てみましょう。

長嶋監督、ついにユニホームを脱ぐ

次期監督候補を次々に潰してきた真実

巨人にしがみついてきた醜態

とうとう偶像の座から転落する

世間では人気者で通っている長嶋茂雄氏が、とんでもない人物のような書かれようです。

中身を読んでみると、タイトルの「クーデター」とは、巨人球団フロントによる長嶋監督解任・次期監督候補の擁立の動きを指します。

著者によれば1993年に発足した第二次長嶋政権は、Jリーグブームに危機感を覚えた巨人球団首脳が長嶋人気を当てにし、ワンポイントリリーフ的な起用を図ったもので、長嶋監督はいつ解任されてもおかしくない状況だったといいます。

森祇晶、藤田元司、宮田征典、江川卓、王貞治、原辰徳、堀内恒夫、中畑清…次々と現れ、送り込まれてくる次期監督候補たちを、ときに自らの人気を利用し、ときに政治力を駆使し、ときに精神攻撃を繰り返して球団から追い出し、自らの権力を守り続けた長嶋監督。

そして球団の全権を握るゼネラルマネージャー職を目指し、その野望のために貪欲に金満補強を繰り返したというのです。

またその裏側にある長嶋氏の、川上哲治憎し、川上派憎しの思い、究極のエゴイズム…。

これがまったく荒唐無稽な話かといえば、ブラック長嶋の実在を仮定して当時の、そしてその後の球界で起きた事象を見ると、確かに納得できないこともないんですね。

なんJ民のみなさまに、球界の「予言の書」としてもオススメ!

また、この本は2015年の現在から見ると、「球界のその後」を記した予言書としても楽しむことができます。

原監督の第一期政権の解任劇や、堀内恒夫監督の就任。他球団に関しても、大矢明彦監督の後を継いだ森祇晶監督が惨敗の末に解任されたことや、中畑清・現横浜ベイスターズ監督の誕生、王貞治氏のホークス球団での取締役会長就任も、この本の記述から推測することが可能です。

さらには、野球中継の視聴率の下落、そして野球中継がないことが当たり前になってしまった現在のテレビ界の状況も、予言されています。

すごいぞ荘田健一!

では、本書の特徴をレーダーチャート化してみましょう。

非常に興味深く面白い本なんですが、校正が甘く誤字脱字が多すぎるんですよね。

書いてある内容が内容なだけに、信憑性を高める意味でももっと校正、ちゃんとして欲しかったです。

とはいえ、ひねくれ者のワタクシは非常に面白く読みました。

なんJ民のみなさんにもぜひご一読いただきたい一冊ですね。

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